夏期講習のような長丁場の場合、プランニング作成で注意したいことは、期間の設定です。
前学期までの復習期間を前半に、新学期のための予習期間を後半に取ります。これだけでは不足の場合には、夏期講習の中間点にも授業設定し、前半・中間・後半で三等分で考えます。

英語だけの場合、大体中学生で8~15回、中3(受験生)で20回、高校生で1・2年が15~20回、高3(受験生)で30~40回です。来塾を何回かに分けてメリハリをつけます。
ここで気をつけたいことは、多めに見積もって設定することが前提です。教室責任者と父兄・本人と相談しながら、日程を詰めていきます。出来れば担当生徒は自分が全部見るのがよいですが、そこは生徒の来塾都合と講師の都合とでうまく合わせて下さい。

個別指導では1コマが1時間~一時間半と、塾によって幅がありますが、私は講習会の場合、いつも高校生に限っては一日2コマ連続で授業を受けてもらいます。受験生ともなると、一日塾で過ごす人も居ます。数学や国語などとの兼ね合いも考えると、教科担当の講師とも話し合っておかねばなりませんので、早くから連携しましょう。

夏期講習は、結局は一年の通年の中での1期間に過ぎないので、次年度のことまで念頭に置いてその中で考えることです(例えば高2生は、次の年の夏とでは内容がかなり違ってくる)、そう考えれば、その生徒にとって、どの時点でどういったことが必要か、は必ず見えてきます。